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その頃、香織達も動き始めてた
『ねー、さっきの北高の人達どこにいるのかなぁ?』
香織は周りをキョロキョロしながら、恭平達を探していた
『さぁ…わかんない』
あたしはざわついている人混みに揉みくちゃにされながら、香織の後を追っていた
(香織は行動力があるなぁ…)
あたしには絶対出来ない事を香織はいつもやり遂げる
あたしはそんな香織をいつも羨ましい…って思いながら、香織の側に居た
あたしにはそんな行動力はなく
いつも影から見つめる事しか出来なかった
『恭平君に逢えたら、涼君とも会えるから♪大丈夫だよ、綾』
香織のテンションは上がりっぱなしで、それについてく事で必死だった
相手も探してたなんて思いもしなかった
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