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そして…
挙式当日がやってまいりました。
時計を見ると午後一時半。もう始まってますよ。サトミの披露宴。
僕はお祝い(気持ちは相手への手切れ金のつもり)を渡し、さていよいよ突入です。
サトミ、喜ぶだろうなぁ…
扉の前で数分、呼吸を整え、心臓がバクバクいってるのを体全体で感じながら、いざっ!
両手で扉を押すと… 鍵かかってるやん… 締め切りみたいです。
気を取り直して人が出入りしてる扉へ向かい、いざっ!
―バタン
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