君と揺れていたい
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恐る恐るTシャツの袖をまくり上げて、彼女の左手首の状態を見る。 傷は、そんなに大きくない。それに、血も凝固し始めている。 放っておいても大丈夫だろう。 そうは思ったが、女性を屋外に放置するわけにもいかず、仕方なく自分の部屋に連れていくことにした。 「起きてください。僕の部屋のベッド貸しますから、少し休んでいってください」 「ありがと」 薄目の彼女を無理やり立ち上がらせ、部屋に連れていった。
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