第1話

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「だってこれからデートだし。じゃあね!雪くん」 ちゅっ 「な、なにするんですか!?///」 今日のセクハラ。ほっぺにちゅー。 「あはは、可愛いなぁ雪くんは。もっかいやってやる(笑)」 「や゙めてください゙~~」 後ろから殺気を感じる。 「嫌がってるんだからやめたげなよ。バカ兄貴」 「ちぇっ、じゃあね!雪くん」 こちらに手を振りながら先輩は帰っていった。 「助かったよ悠哉。ありがとう」 「お礼を言うのは僕じゃなくて」 あっち、と指差す。 目をやるとまだ殺気を出しながらも書類に目を通してる姿があった。 「凄い形相でこっちみてたんだから。それでバカ兄貴も帰った」 そうなんだ。 「ありがとう。宏兄」 「別に。人に仕事まかせて帰ったあの人を恨んでただけだ」
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