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暫くして悠哉が戻ってきた。
「……親子カンガルーみたいだ」
「ふざけないで助けてくれよ」
「助ける?どうやって?」
「え、えっと…」
「あと何分?」
状況を察したのか時間を聞いてきた。
「あと二十分くらい…」
「先に帰ってるね(そんなに待ってられないし)」
「え!?そんな…話し相手ぐらいしてよ!!」
そんな願いも聞き入れられず、悠哉は帰っていった。
「裏切り者ー!!」
「……ん…」
叫んだおかげか宏兄が起きてくれた。
「あ、宏兄起きてくれ……Σ!!」
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