第1話

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寝惚けているのかふざけているのか、宏兄は唇にキスしてきた。 「…んん…///」 がっしり掴まれてて抵抗できない。しかし、キスはどんどん深くなり舌まで入ってきた。 「……ふぁ///」 離れたかと思うと今度は首元に宏兄の唇が。 「や…やだ!!///」 俺は宏兄を突き放した。 「…どうして…こんなことするんだよ///」 「……?雪、どうした?」 寝惚けてあんなことを…? 「最っ低だ!!」 「おい!!……っ…」 その場にいたくなくて、宏兄の顔みたくなくて、逃げるように俺は寮に走っていった。
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