第2話

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~side Yuuya~ 寮へ帰りついた直後、目を赤く腫らした雪が帰ってきた。 「どうしたの?目、赤いよ?」 「……なんでもない」 彼はなんでもないと言うけれどいろいろと抱えこむのは彼の癖。話したくないのならこれ以上は追求しない。 「とりあえず、これで目を冷やしな」 僕は雪に濡らしたタオルを渡した。 その時見つけた首元の赤い痣。 「その痣、虫にでも刺された?」 痣のことを聞いたら顔を赤くして隠した。 「僕、外に出ていようか?」 これ以上一緒にいたら、雪は嫌なことを思い出してしまうんじゃないかと思ったから。
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