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「……いい加減にしろ!!」
俺はそいつの腹をめがけおもいっきり肘をついた。
それは見事にヒットし苦しんでたけど俺には関係ないや。
「さ、帰ろっと」
そう思った瞬間、後ろから拍手が聞こえた。
「さすが雪だ」
その拍手の主はルームメイトの悠哉だった。
「フンッ、当たり前だ。こいつらその気ないってのにいつも来やがるから」
「それだけ雪のこと好きだってことだよ。僕にはわからないけどね」
そう、悠哉はこの男子校で唯一の普通の人。こいつがいてくれてよかったと心から感謝している。
「早く帰ろう、悠哉」
「生徒会のほうに行かなきゃダメ」
「あ、そうだった…」
あまり行くのに気が進まない。だって…
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