海辺の街

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ゆなさんは、海洋生物学者でした。 海が見下ろせる岬に洋風の素敵な家が一軒あり、そこに旦那様の若生真史さんとふたりで住んでいました。真史さんは、海上自然保護団体の幹部でした。 ふたりは幸せに暮らしていました。 ですが、二年前の七月四日に悲劇が怒りました。 その悲劇は、二年立った今、ふたりの幸せを壊したのでした。
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