殺人小説家

投げ込まれたストロー

あうたびに思うけど、この女はマジでおかしい。

本当に年上なのか疑うくらいに話が噛み合わないし、なんといっても、頭が本当に悪そうだ。

この女と喋っていると、クラスにいる知恵遅れみたいな女子達を思い出す。

オタクっぽい話でしか盛り上がれない、ダサくてキモくてむさ苦しい女子。

それか、ピンクと安っぽいラメでゴテゴテ飾った爪を振り回し、ケータイ小説を見ては『泣ける』と騒ぐ女子。

そういえば、この女は小説家だと言っていた。

もしかしたら、知能指数が学校の女子と同レベルだろう、この女が『泣ける』ケータイ小説の作者なのかもしれない。