殺人小説家

きっかけ

　　　　　　　　　　　　　　　掲示板に書き込んどいたら、すぐに馬鹿なババアが食い付いてきた。
　　　　　　　　　　　　　　　さすが出会い系。
　　　　　　　　　　　　　　　―――――――――――――――（´Å｀;）｛ふぅ
R;
マジ(笑)何なら学ラン着ていっちゃうょ？
―――――――――――――――みさりん☆
Re;Re;
キャー(o≧∇≦)o
着て来て！！！会いに来て！！！！
―――――――――――――――みさりん☆
Re;Re;Re;
（´Å｀;）｛ふぅくんって土曜日ヒマ？
××駅わかる？
駅前のファミレスで会おうよ～
―――――――――――――――
　　　　　　　　　　　　　　　異様なくらい素早い返信に軽く引きながらも、俺は答えた。
　　　　　　　　　　　　　　　―――――――――――――――（´Å｀;）｛ふぅ
Re;Re;Re;
お・か・ね・次第ねVv(笑)
―――――――――――――――
　　　　　　　　　　　　　　　土曜日は部活があるけど、俺はそんな熱心にやっているわけじゃあない。
　　　　　　　　　　　　　　　そしてババアが提示してきた値段は、俺に部活をサボらせる決意させるのに十分だった。