第一章 始まり

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そしてこっちでも 「来たときは普通だったのに、あの山谷の鳥居のことになると気分が悪くなったんだよ。きっと呪いよ。『私のことを気安く口にするなぁ。』ってね。」 「えぇ?呪い………?こわい…。」 「やだなそんなの冗談に決まってんじゃん。普通にびびらないでよ。それより、先生大丈夫かなぁ?」 「大丈夫でしょ?また後でいつもみたいに陽気な感じで来るんじゃない?」 でも、中野先生はそのあと教室には戻って来なかった。 この出来事が最悪な事件の幕開けになることを僕たちは知る由もなかった………。
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