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「さぁ今日は何して遊ぼうか?」
池倉の言葉に大将の山辺が威厳を降りかざす。
「最近俺さぁ、野球に興味あるんだよねぇ。特にピッチャー。」
それにそってお調子者の田島はとても楽しそうに言い出す。
「よし、やろうじゃん。ピッチャー山辺、キャッチャーは俺、守備は池倉。そして……」
いつもの話だ。
そして、結果も同じようなのだ。
「バッターはお前だ、敦。」
勝手に決められる。
これだけ聞いていると楽しく絡んでいるように見えるだろうけど、実際はかなり苦痛だ。
「ボールはないかなぁ?」
山辺は辺りを見渡し、そしていかにもわざとらしく………
「おっと、こんなところにビーダマが入ってる。」
そういうとポケットから直径3㌢ほどのビーダマを取り出した。
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