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そこに、三蔵法師という名の僧が現れる。三蔵は、妖怪から人間界を守るべく、天界へ行くことを決意した。
天界は徳を積んだ高僧のみが足を踏み入れることができ、天竺にある経典を得ることで三蔵は徳を積もうと考えた。
しかし、天竺ははるか遠く、道程は険しい。
そこで、三蔵を天竺まで護衛するように命じられた妖怪たちがいた。
ある者は暴猿(ボウエン)、ある者は怒豚(ドトン)、またある者は乱水胡(ランスイコ)と呼ばれるほど強き妖怪であった。
これは、そんな1人の人間と3匹の妖怪の、長く険しい旅のお話である。
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