1

3/13
前へ
/46ページ
次へ
刺激。 私の一番欲しかった物。 なにせ退屈な毎日だったから。 高校時代の私は、本当に暇なやつだった。 別に勉強ができる訳じゃない。 スポーツも特別できる訳じゃない。 何かの才能を持っている訳でもない。 だから余計に暇だった。 授業は適当に聞き流して、いつも窓からの景色を眺めることが私の日課だった。 担任の話なんて、耳にもいれたくない。 だったのに、今日はなぜか担任が私の名前を異常に呼ぶ。
/46ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加