3人が本棚に入れています
本棚に追加
バフッボフンッ
よく晴れた平日の朝の街に響き渡る音。
音の元には、ひとつの真っ白な布団と1人の少年が居た。
「っくぁ~っっ!今日は良い天気だぜ!布団叩き日和だな♪」
少年はプラスチックでできた布団叩きを片手に、ベランダから身を乗り出して真っ白な布団を叩いていた。
「茎ー!朝っぱらから止めなさーい!」
近所の人に迷惑でしょ、と建物の中から女性の声が少年・茎の行為を制止する。
「わ~ってるって母さん!もう少しだけ~!」
茎は一向に止める気配がない
「学校遅刻するでしょうが!止めなさい!」
最初のコメントを投稿しよう!