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「何買って貰おうかな~♪やっぱり新しい布団叩きだよなぁ♪今のちょっと古くなってるし」
浮かれながら鼻歌交じりで自ら通う高校に登校する茎。足取りも軽やかで軽くスキップしている。
校門をくぐった所で茎の友人が、近づいて来た。
「はよっ茎!」
「おはよー♪」
「その様子じゃ今朝叩いて来たな?」
苦笑を浮かべ、茎のテンションに押され気味のようだ。
「だって梅雨の合間の晴れだぞ!やらねえ訳がねぇ!!」
母親に見せたような半端無い瞳の輝きで、拳を握り締めて訴えている。
「それにだな!今朝特に祝い事とか無いのに母さんがなんでも買ってやるって言ってくれたんだ!!」
「いや、待て待て」
興奮して迫ってくる茎を両手で防ぎ、何やら物言いたそうだ。
友人の様子に首を傾げた。
「んあ?まだ話は……」
「お前明日誕生日だろうが」
「あ」
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