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「電話しなくていいってメールに書いてたから」
「そんなわけないじゃん」
大介は強い口調で言った。
「よーちゃん、おやすみって言ってくれなかったから…」
洋一は吸いかけのタバコを放り投げると、大介を抱き締めていた。
「それで寝れなくてこの目になったわけか」
大介の頭を優しく撫でながら、洋一は言った。
サラサラとした大介の髪の毛が、洋一の手に触れる。
その度に大介が自分の近くにいることが実感できた。
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