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結局、3時間目の授業も受けることはなかった。仕方なく、サボることになってしまったのである。
2人は3時間目に間に合うよう、教室へ向かったのだった。しかし、教室に入れなかった。
入り口では、担任が2人を快く迎えてくれ、そのまま職員室に連れて行かれた。
そして、1時間の説教が始まったのである。
洋一には日常茶飯事であるが、大介は初めてのことである。
担任は2人にどこに行っていたのか、何をしていたのか休むことなく尋ねている。
「学校にいました」
洋一はそればかり繰り返す。
洋一では話しにならないと分かったようで、担任は大介に尋ねるが、大介は口を開くことさえない。
担任から『何をしてたのか?』そう尋ねられる度に、大介はさっきまでの洋一との過ごし方を思いだし、顔を赤くするだけだった。
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