三日(みじつ)

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ごごごごとオーラのみで威圧する。 「は、はぁ!?何言ってんのっ!?」 奈都はだんだんとテンパってきて、汗だくになっている。 「私よ…実里…安齋(あんざい)実里…これだけ言っても分からない?死者への冒涜(ぼうとく)…しかと聞いたわ」 きっと睨み付ける。 しかし、器(うつわ)は借り物だから伝わるか分かんないけど。 「実…里…」 ぐっと言葉に詰まった様に呟く。 お、ちょっと効いた? 「そ、二日振り。元気してた?あんたの本心ちゃんと聞いたから」 にっと笑い腹黒く微笑む。 馬鹿だって思う?はは、笑わせ無いで欲しい。私から見れば奈都達のが馬鹿げてるもの。 「……な…」 朱美が声を振り絞り、苦しそうに叫ぶ。 「何であんたここに居んのよ!?あんたの居場所はここに無いの!」 何でって… 何でって言われたら…寂しかったから。 本当は見守って、静かに消えるつもりだった。 けど… 「あんた達を、正しい道に導く為だよ。あんた達が何て思っていようと、私にとって最高の仲間だったもの。」 きっと前を向き、威厳を持って言い放つ。 そう、馬鹿な事して笑った大事な仲間。 例え一人よがりな仲間でも、大切な事には変わらない。 「仲間…?」
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