三日(みじつ)

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いくら心から一緒じゃなくても、かつては一緒だった仲間… だから今はどうであれ仲間。 文句何か、言わせない。 「朱美、和己…あんたら何時まで共同墓地なわけ?」 はぁ…と深く溜め息をつく。 無理に合わせてまで一緒に居るのが友達じゃない。 「共同…墓地…?」 和己は国語が苦手だったな… 比喩だって理解してないかも。 「大切なのは協調性だけじゃない、自分らしさも大切だって言ってるの。」 そう、苦手なのに一緒に居るのが強さじゃないんだって。 「私が生きてる時もだったけど…鸚鵡(おうむ)返しばっかりで個性無いわ。籠から出たら?」 くすりと嫌味を込める。 彼女達は、これを乗り越えなければならない。 それが今の私の未練であり彼女達の試練だから。 「…何が言いたいの…?」 奈都が睨みつけてくる。 まぁ、恐く無いが。 「死んだ奴に、何が分かるって言うのよ!」 怒鳴り、バンッと机を叩く。 「分かるわよ…」 目を伏せる。 失った物の大切さ位、死人にでも分かる。 「本当の仲間はそんなんじゃない…自分でも分かってるでしょ…?」 かつては言いたい事言って、互いを違う者としと理解して、笑顔を見せあった… そうゆうあの頃の私達みたいのが…
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