第一話

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圭だ! 泣きながら玄関の方へ歩き出す ガチャ 戸を開けると息を切らした圭が立っていた 「愛…どうした?泣いたりなんかして…なんかあったか…?」 指の背で私の涙を拭う 私は圭に抱きついて、圭の胸で泣いた どのくらい経っただろう 顔を上げると目が合った 「大丈夫か?」 少し首を傾げ、微笑む圭は可愛い その笑顔につられて こっちまで笑顔になる 「ゴメンね…」 「いいよ 別に」 頭を撫でてきて… それが気持ち良くて… 「でも…なんかあったのか?」
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