60人が本棚に入れています
本棚に追加
圭だ!
泣きながら玄関の方へ歩き出す
ガチャ
戸を開けると息を切らした圭が立っていた
「愛…どうした?泣いたりなんかして…なんかあったか…?」
指の背で私の涙を拭う
私は圭に抱きついて、圭の胸で泣いた
どのくらい経っただろう
顔を上げると目が合った
「大丈夫か?」
少し首を傾げ、微笑む圭は可愛い
その笑顔につられて
こっちまで笑顔になる
「ゴメンね…」
「いいよ 別に」
頭を撫でてきて…
それが気持ち良くて…
「でも…なんかあったのか?」
最初のコメントを投稿しよう!