1話目 真夏の国

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キノとエルメスが入国して少し立つが、周りは挨拶すらしない。 これでは、宿の場所を聞く事が出来ない。 「居心地悪いね。挨拶すらしないよ、この国」 「そうだね」 「出る??」 そんな会話をしていると………。 「旅人さん??」 キノとエルメスの前に、十歳ぐらいの同じ顔をした男の子と女の子がいた。 「今、入国したよ」 キノが言う。 「じゃあ、今日の宿は??良ければ、うちの宿に来てよ~」 女の子がキノの服を引っ張る。 「じゃあ、宿は安いかい??」 「国一番の安さだと思うよ」 「シャワーはあるかい??」 「あるし、使い放題だよ」 キノは食事からベッドの事まで、細々と聞いていく。
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