晴れ時々曇り

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       魅和を眠りの国から連れ戻してくれたのは、暖かい朝の日差しと小鳥たちの美しい歌声だった。    事件から二日。魅和は大澤達と別れたあと、優しい婦警によって保護されていた。    保護されているだけあって家には帰らせてもらえず、一人で出歩かせてもらうことさえできない。 それでも、今借りている部屋はいたってシンプルで、使い勝手は良かった。    ただ、事件の日以来、魅和は眠りにつくたびに悪夢にうなされるようになっていた。
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