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「阿呆…俺やはなの他にもメイド達がいるだろう」
「違うよ!この部屋にいるのはビビとはなの二人だけってこと!」
ああ,そう言うことか。
俺は,はなのサラサラの髪の毛を優しい手つきで触りながら,口を開いた。
「…温かいな…はな…」
はなの背中に手を回し,問いかける。
はなは微笑みながら頷き,嬉しそうに俺の胸の中に顔を埋めた。
降りしきる雪は止むことを知らぬように,ずっと俺とはなの後ろで降り続いていた。
END
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