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第4章 夢
「光~!!起きなさい!!」
朝6時15分
学校に行くよりもはやい時間
今日は光の初バイトの日
父や母に弁当の具の作り方など教わる
そして気付けば8時30分
「光!朝はもう終わり。さぁ絵美ちゃんのお見舞いいってらっしゃい。」
「うん!」
「必ず7時30分には帰ってくるのよ!!」
「はぁい。行ってきます!」
光はいきおいよく家を飛び出した
━ガチャッッ
「光!!」
絵美がベットの上から手を振った
「絵美~。元気かぁ~?…って聞くまでもないか!」
「確かに。なんで病院にいるのかすっかりわかんなくなるくらい!!」
「ホントだよ。」
絵美はすっかり元気でずっと笑顔のままだった
今日絵美と光はこんな話をした
絵美がいきなり光に聞いた
「ねぇ光の夢って何?」
「俺の夢?!俺は…まだ決まってないかなぁ。」
「そっかぁ。」
「なんで?」
「私は多分自分の夢なんて叶えられないだろうから…。光は自分の夢ちゃんと叶えてね?」
「……。」
光は何も答えられなかった
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