プロローグ

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私は白猫のユー。          今私のお腹の中には命が宿っている。           あと一週間ほどで産まれる           この子たち父親はもうこの世にはいない。           犬に追われている最中、彼は仲間を助けるために囮になった。 それいこう彼の姿を見たものはいない。 それで彼は死んだことになっている。 私はそれを聞いた時、泣くより先に彼らしいと思った。           彼はとても優しい猫だったから。           彼はとても、もてていた。           なのに彼は私だけを愛してくれた。           だから私も彼だけを愛した。           あー眠くなってきた、少し眠ろう。
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