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窓の外を見るとうっすらと夜が明けていた。時計を見たら5時だった。
とても、世界が終わるとは思えない静けさ。嵐の前の静けさ。
そして、俺はまた眠りについた....
「僕の将来の夢は、世界中を旅して戦争や食糧不足で苦しんでいる人たちを助けて、戦争を無くして世界を平和にするコトです!」
パチパチパチパチ.....
「は~い、よくできました。エラいな~高橋は。世界を平和にするのか!でもな...世界は平和になんかならないんだよ。一時平和になったとしても、人間の意志はあいまいで、絶対なんて無い。どうせ、また同じ過ちを繰り返す。戦争も無くならない。お前が、いくらリョウテを伸ばしたって叶わないんだよ。いいね?」
担任のあまりの言い草に高橋という子供は泣いてしまった。
一週間後、担任は変わっていた。自殺したとう噂が流れた。
でも、あの担任の言う通りだったのかもしれない。人間とは醜いものなのだ。現に、今世界は終わりを迎えようとしている。
どれくらい時間が経ったか目が覚めた。
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