日常の崩れ

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「何だと!?まだ高校生なんだから仕方がないだろう」 火はこちらにも飛んで来た。 しかし、父とはどうしてこんなにも不器用なんだろう。 娘が心配なら心配と言えばいいのに。 変な所で頑固なんだ、うちの父は…面倒臭いよな そう思ったが言えば火に油を注ぎそうだったので黙って話を聞いていた。 どうせ夜には父から折れて妹の泊まりに了承するんだろうから 「めんどっち…」 父に聞こえないよう雑誌で口元を隠して呟いた。
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