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ドンドン、ドンドン!!
「!!」
誰かがノックしている。剛か?
『すいません、大家なんですけど、家賃の集金なんです』
今は剛以外の奴は信じられない。悪いけど居留守を使った。
『いませんか?中山さん!出てってもらいますよ』
悪いけど五か月滞納で出てってもらうって契約書に書いてある。俺はちゃんと払っている。絶対俺を殺す筈だ。
『中山さん!それよりどうしたんですか?さっき弓が飛んでたけど』
そうか、家賃の集金の際、俺は最後になるんだ。だから時間的に大家さんはあの現場を見ていたんだ。
「大家さん」
『いるんじゃないですか?ガムテープも窓に貼ってるし、おかしいと思ってたんですよ』
「大家さん、俺を殺しに来たんでしょ?」
『何言ってるの?』
「見たんだろ?八時にやってた」
『さっきから何?私が起きたのは九時よ』
よかった、これなら安心だ。
俺はチェーンを外し、鍵を開けて、ドアを開けた。
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