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畑には今まであったはずの野菜達が山ずみにされていた(御臨終です)
小十郎は口はこれでもかと言うくらいパカリと開け
硬直していた
一方紗那は
野菜を抜ききった達成感からか汗を拭いニコニコ笑っていた
小十郎「……てめぇ、たたっ斬ってやらぁ!!前出ろ前だ!!」
と大声で叫ぶ小十郎
腰につけてた刀を抜き
正にご乱心だ
だが…
紗那『これなに?』
―ザクッ
紗那『ピギャ!?』
初めて見た刀に目を輝かせ刀を握った紗那だったが
強く握った為かなり刃が食い込み手が抉れてしまったのだ
いきなり刀を握り出した紗那を見て小十郎は先程までの怒りが一気に覚めた
それどころか小さな手の肉が抉れて血だらけになった紗那に近付く
小十郎「てめぇ何してんだ!!刀を握ったら斬れるにきまってんだろうが!!」
と手拭いを紗那の手に巻き止血する
常識をしらない紗那には
珍しい行動の一つだ
大きな目をぱちくりさせ
首をかしげる
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