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龍Side     俺の仕事は 朝姫様の部屋の窓を 閉める事から始まる   姫様は城の端の部屋に居る 生まれた時から そとには出れず ずっと部屋で過ごす日々 少しでも光を当ててはいけないと 俺はいつも姫様が起きる前に行く     姫様には… 暗闇がお似合いなのだから…           紗那Side     いつもより早く 目が覚めたから いつもと変わらない風景を見渡す すると…       紗那「光…?」 暗闇の間から 微かに光がさしこんで居た   紗那は光に近づくと 暗くて気付かなかった 窓を開け 外に飛び出したのだった        
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