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紗那『畑…?』   紗那は初めてきく単語に首をかしげるが 小十郎は鍬を担いだまま 近付いてくる 顔が閻魔大王なみに 怖くなっておりバックは真っ黒だ   紗那『ねぇ?畑ってこれ?』   と人参を指差しながら言う紗那に小十郎は少しキレ気味に   小十郎「それは人参だ!見て分かんねぇのか!」 怒鳴り付けると紗那はビクリと肩を揺らし目が涙目になってくる   そんな紗那を横目に小十郎は荒らされた人参を回収する 小十郎を見て紗那のとった行動は…                         葱やゴボウを抜き出した     後ろで自分が大事にしてきた野菜達が無惨に消えて行くとは知らずに小十郎は 人参を回収し終わり 紗那に説教をしようと振り向いた瞬間     ―ズポッ!   小十郎「…………」 紗那『抜けたよ!』     小十郎の目の前には 先程まで畑に埋まって居た野菜達の山だった    
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