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たくま「よし、今日で最後だ。今日さえ頑張ればさちこに会えるぞ。」
たくまは授業を終え、早々と家に帰り、今日一日は寝ることにしたのだった。
それから何時間過ぎただろうか、もう夜は更けていた。
ガチャ。ドアが開く音がしたが、たくまは深く眠っているのか気が付いていない。
ピカッ。部屋の明かりが点いた。
たくま「んー、眩しいな…」
さちこ「たくま、誕生日おめでとう!」
たくま「さちこ!なんでここにいるんだ!?もう、開いた口がふさがらないよ。」
「そうだ、今何時だ?12時2分!ということは、さちこやったー!…あ…あ、あれれ、口がふさがらないぞ。ん!?待てよ…」
(願い事は一週間後の翌日、“あいた”の言葉の後に言って下さい。それが願い事になります)
たくま「しまったぁー!」
ふと目が覚めると辺りは闇に包まれていた。
たくま「なんだ、夢だったのか…。それより、今何時だ!?12時2分!やったぞ!よし、落ち着けよ…(願い事は“あいた”の後だったな)」
たくま「“あいた”さちこに会いたい!」
「これでさちこに会える!ん!?なんだ…?急に胸が苦しくなってきた…うっ…苦しい、た、助けて…」
さちこは今日、帰国中に飛行機の墜落事故によりこの世を去っていた。そう、たくまは天国のさちこに会いに行ったのである…。
終わり
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