プロローグ

2/6
539人が本棚に入れています
本棚に追加
/246ページ
赤毛の狼が森の中を歩いている。 新緑に萌える梢と、瑞々しい黒い幹の対比。 鬱蒼とした木々の合間を通り抜けると、やがて日の当たる草原に出た。 そこには、一人の少女が立っていた。 狼の愛する、小さな少女が。
/246ページ

最初のコメントを投稿しよう!