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碧「行く先には何も見えず・・・・・・何日も何日も過ぎて行った」
碧はゆっくりと暗く。今からが起承転結の転のようだ
碧「食料も比例して、減っていた。あと三日分、あとニ日目・・・・・」
「そうして、食料はなくなってしまった。」
碧は一呼吸を入れた
焔「とんだ有様だな」
碧「気付いたら夜になっていて、私たちは暗闇に怯えてたものだ。
しかし一人が小さな声で話しかけて来たんだ
【あいつを食うしかない】
あいつとは、私と話しかけてきた男以外の人物
つまり、ここまでやってきた仲間を殺して食うつもりだった」
焔「・・・・・・・」
碧「もちろん反対したさ、けど・・・・・・・
生きていくには仕方なかった
そして、食べ物を切る際に使うナイフで殺して
そのナイフで喰った・・・・
暗闇でよく見えなかった
それがまた、運よかったのかもしれない」
沈黙が流れた
焔「・・・・で?」
碧「目的地に着いたよ。長かった」
焔「良かったじゃないか」
碧は顔を歪ました
碧「喰ってから、私はこの力を得た
奴も、力を得たのかもしれないなぁ」
焔「お前は憎んでいるのか?
ナイフで仲間を殺した奴を・・でも、喰わなきゃ生きてけなかっただろ」
碧「喰うなら・・・・・奴を喰えばよかった・・・」
静かに、そしてゆっくりと言い放った
焔「そいつが生きていたらどうしたい?」
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