君は僕、僕は君

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「お揃いになったので面接を始めます」 面接官は話しを切り出した 僕は無論、面接どころではなかった 「では、まず自己紹介よろしくお願いします。えっと・・・・・××さんから」 僕は自分の名前を呼ばれたので、話しを切り出そうとした時だった 「えっと趣味は・・・・」 遅れてきた僕そっくりなやつが、いきなり話し出した エッ!!何で? 同じ名字!? 「僕の趣味は、ボーリングです。小さい時からやり続けていて、腕には自信があります」 僕は、ことの内容を把握できずに脳が縮小するような感覚をおぼえた 面接官はあの男の話しを小さく頷きながら聞いていた では、次に××さん また僕の名前が呼ばれた 僕はあの男が呼ばれていないことを把握してから、話し出した 「僕の趣味は、ボーリングです。小さい時からやり続けていて、腕には自信があります」 ・・・・・・・・ 何か変な空気が流れた 僕は、すぐに面接官に 「何かおかしいことをいいましたか??」 面接官は悲観的な見方をしているのを感じた 「君はふざけているのかね」 僕はそう言われたから、あの男と同じことを言っていたことに気付いた 面接官は話しを進めた
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