2034人が本棚に入れています
本棚に追加
/373ページ
「いらっしゃい、徹斗君」
「お邪魔します。いつ見てもおばさんは綺麗ですね」
徹斗は笑いながら、柑奈に頭を下げる。
そのまま玄関からリビングに移動すると、大量の料理が机に並べてあった。
「こんなに、誰が食べるんですか」
「いえね、今日来ると思ってた人が来なくて」
作りすぎちゃったの。とかわいらしく微笑む柑奈に、呆れたような表情の徹斗。
「そんなのどうでもいいから、徹全部食べてよ」
悠稀が横から話しにはいる。
流石に徹斗でもこんな量はちょっときつい。
(来るはずだった人って、どんだけ食うんだよ)
徹斗はそう考えながらも、覚悟を決めて箸に手を伸ばした。
最初のコメントを投稿しよう!