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princess emi
あるところにエミ姫という優しいお姫様がいました。
エミ姫は、親を失った子供や親とはぐれてしまった子供達のために城下町の片隅に小さな孤児院を作くり、そこで子供達の世話をしています。
王様は、そんな優しいエミ姫を誇りに感じながらも、不安を感じ初めていました。このところ起きる自然災害が原因で小さな孤児院の子供達の数が増えてきているのです。
「被害を受けている近隣諸国の王と今後の対策について協議したい。使者を派遣し、会談の準備を早急に調えよ。」
王様は、近隣諸国の王たちを集め会談を開くことにしました。
エミ姫の営む孤児院のすぐ近くの雲行きがとても悪くなりとんでもない嵐が起きていました。それから数日後、男がふらふらと馬にしがみつきながら嵐から逃れるように孤児院のドアを叩きにやってきました。
男は疲れ果て、その場で気を失い倒れこんだため、エミ姫と子供達は男を孤児院のベッドへ運びました。
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