#2 もしもシリーズ①

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「ん……?」 あ、あら?私……いつの間に寝ていたのかしら? 「……?」 「おはようございます。姫」 「うおっ。ヤッパリ美人だあーっ」 目を開けるとすぐ目の前に人間が二人いた。同年代の少年たちだった。私は見下ろされていた。 「あ……れ?」 なんで、拘束されているの? 「あっ……あにゃたたち!これは一体どういうことれすか!」 大声を出すが、活舌がおかしい。 「あひゃひゃひゃ。かーわいーっ」 「ううー……」 恥ずかしい……。 ふいに野球帽をかぶった方の少年が、私の頭を撫でる。 「俺の名前は葉(よう)!よろしくなっ。お姫さま」 「あ……っ。私の名前は夙子(はやこ)です。どうもです」 その手の感触にドキドキしてしまった。image=207413530.jpg
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