学校の会談②

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とりあえず走って喉も渇いたから水飲もうかな。 近くの水飲み場に行った。 ちょっとイケナイ事がしたくなってシャボネットを無駄遣い。 何か楽しい! 一つのボトルが空になった頃、当初の目的を思い出した。 危うく時間をロスしまくるところだった。 シャボネット…恐ろしい子…。 とにかくオレは蛇口を捻る。 もう、目一杯捻ってやった。 水が勢いよく出る。 溜まっていたシャボネットの緑が流されていった。 「……何も起こんねぇ」 オレは傷んだピュアなハートを慰めつつ水を飲もうとした。 しかし、そこで異変が。 突然水が赤くなった。 間違いない! この色と臭いは……血だ! 「噂は本当だったのか!     ………で?」 間を置いて血の勢いが弱くなり、やがて止まった。 「……何か……ごめん」 オレはやる瀬ない気持ちを胸に学校を出た。
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