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その時
女性の話し声と共に歩く足音が聞こえてきた。
「やべっ、早くでないとみつかっちまうっ。」
看護士達がナースステーションに到着するより前にどうにか脱出することに成功した。
ギリギリで間に合った事に少なからずホッとした。
これで…10階にいける。
さっさと10階を拝んで帰る気満々だった。
なんせ興味があるのは俺ではなく大和だからだ。
「さてと、天国みたいな世界とやらがどんな世界なのか拝んでやりますかっ。」
意気込んでエレベーターのボタンの下に鍵を差し込みエレベーターに乗り込んだ。
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