第2章

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    「眩しい…。」   思わず眼を閉じたくなるほどに強烈な白が俺の眼を攻撃する。   他の階とは比べ物にならないくらい白く磨きあげられた床。 無駄なものなんて何も貼っていない壁。 傷1つ見つからない窓ガラス。   どれもこれも想像以上だった。   そして何より… 「ここ…人いるんだよな…。」 人が見当たらなかった。 ここは自由な空間じゃなかったのか?他の階にも行けるんだろう? ならどうしてこんなに静かなんだ…。   聞こえるのは自分の呼吸する音と空調の音だけだった。  
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