プロローグ

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案の定1時間も説教やいやみを言われた この課長は部下の弱みをみつけるとグダグダといやみを言う 会社内でも一番評判が悪い人だ しかし今日はなんて最悪な日なのか 会社では特に目立った存在ではないが、遅刻もせず成績も中の中、周りから見ても自分から見てもありふれたサラリーマンの日々を過ごしていたのに 落ち込みながら仕事をしていると昼休みになった 一服しようと思い屋上へ向かった 会社内は全て禁煙になったからだ、タバコを吸う人間にはなんともすみにくい世の中になったものだ 屋上への階段を上り扉を開けた 強い陽射しが目を射した もう夏だ 空は雲一つない晴天、外はムシムシして暑いがなぜかすがすがしい気持ちになった こんな時は君を思い出す こんな空のように清々しく笑う君の笑顔を…
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