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『サクヤさ~ん!お仕事が待ってますよ~』
目を瞑ると同時に襲われた眠気。
そんな心地よさも、わずか30分足らずで起こされた。
『サクヤさん。昨日遅くまで起きてたんですか?』
俺の隣で、手帳を見ながら聞いてきた千夏。
はい。
どこかの誰かが、今日の仕事は昼からだと言うから。
朝日まで見ちゃったのに、眠たくないわけがない。
そんな事言っても“あぁ~。そうなんですか”としか答えないお前に答えるつもりもないけれど。
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