16/19
前へ
/129ページ
次へ
『サクヤさ~ん!お仕事が待ってますよ~』 目を瞑ると同時に襲われた眠気。 そんな心地よさも、わずか30分足らずで起こされた。 『サクヤさん。昨日遅くまで起きてたんですか?』 俺の隣で、手帳を見ながら聞いてきた千夏。 はい。 どこかの誰かが、今日の仕事は昼からだと言うから。 朝日まで見ちゃったのに、眠たくないわけがない。 そんな事言っても“あぁ~。そうなんですか”としか答えないお前に答えるつもりもないけれど。
/129ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2308人が本棚に入れています
本棚に追加