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『あたし、サクヤさんの事本当に好きなんです!』
クダラナイ。
ツマラナイ。
『今日は先約があるんだ。
また今度誘ってね』
ロングヘアーに指を絡ませ、耳元で囁くと真っ赤な顔をした栗原は首だけを縦に動かせた。
まだ呆然とする栗原を残し楽屋を出た。
つまらなさ過ぎて笑いが込み上げてくる。
♪~♪~♪
着信 秋葉
お前も俺を楽しませられないだろ?
もういいよ。
つまらないから。
ピッと音を立てて静かになった携帯電話。
今日の“サクヤ”は終わりだ…
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