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『じゃあ。そろそろ帰るわ』 『うん…』 いつものように、玄関まで見送りに来た里緒は、今まで見たことないほど寂しそうな顔をした。 『また来週も来るから』 『うん…』 玄関を出ると、明るくなってきている空。 眠たいはずの、この時間。 なのに、玩具を与えられた俺は、まるで子供のように胸の高鳴りを覚えていた。
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