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『また遊んで下さいね~』
一人では、まともに立つことすら困難になった香織を送り届けると、さっきまでの騒がしさが嘘のように静まり返った。
『こっちで道合ってる?』
『あっ…はい』
『俺の事、そんなに怖い?』
『いえっ…そんなんじゃなくて…
ただ…男の人に面識がなくて…』
そんな事、見てれば分かる。
だからこそ、お前に興味を持ったのだから。
男を知らないお前を、俺色に染め、俺にだけ鳴く女に仕立てあげたいだけなのだから。
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