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朝日が眩しい
俺が朝起きて
まず始めにやることは
推理小説のしおりのはさまった
ページを開くことだ
窓から朝日が差し込み
鳥のさえずりが聞こえる
こんな中で
推理小説を読むなんて
最高の幸せじゃないか
コンコン
――カチャ
「おはようございます。瞭様
朝食の用意ができました」
ドアから見える執事の冴木が
頭を少し下げながら言った
50歳を過ぎてから
貫禄が増したような気がする
「あぁ、このページを
読んだらすぐ行くよ」
「かしこまりました」
「今日の朝食は
クリームマカロニ
フランスパン
ジャージーのバター
コンソメスープ
といったところかな」
「その通りでございます。
瞭様の推理力には
毎度感心いたします」
「ははっ
だいたい匂いで分かるよ。
着替えたらすぐ行く」
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