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桜の花弁が散っている中に毬恵は木にもたれて眠っていた
冬「見つけた……寝てやがる」
冬獅朗は自分の羽織をかけてやり隣に腰を下ろす
毬「んっ………」
冬「起きたか?こんな所で寝てっと風邪ひくぜ?」
毬「……冬獅朗……何しにきたの?」
顔を背け怒り口調で言う
冬「お前を迎えに来たんだよ」
毬「何でよ!冬獅朗には桃ちゃんが…んっ!?」
冬獅朗の唇によって言葉を言えなくなる
毬「っ…んっ……ふっ……」激しくなるキス
酸素を求め唇を開くと舌が入って来て絡みつく
やっと解放され呼吸を整えていると冬獅朗が話しだした
冬「お前誤解してるみてーだから話しとく…おれはなお前の誕生日に結婚式とやらを挙げようと思って雛森と相談してたんだよ…」
毬「結婚……式…」
冬「ったく…びっくりさせようと思って黙ってたのによ…」
毬「だから…桃ちゃんと一緒にいたんだ……」
冬「そうだよ……ったく…ちゃんとリングもかったんだぜ…」
そーいって小さな箱を取りだし毬恵に中身を見せる
毬「エンゲージリング……貰っても…いいの?」
涙目になり冬獅朗を見つめる
冬「当たり前だろ…お前にやるつもりで買ったんだから…」
箱の中からリングを取り毬恵の薬指にはめてやる
毬「あり…がとう……それと……ごめん…なさい…」
冬「もういいよ…笑ってくれ…なっ?」
頭を撫で額にキスを落とす
毬「うん……愛してるよ冬獅朗」
笑顔で抱きつく毬恵に冬獅朗は
冬「あぁ…俺も……」
これからは辛い事も楽しい事も二人で見ていくんだね……
ずーっと一緒にいよーね♪
終わり
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